片道2時間の長距離通勤をしているヨシヒロです。こんにちは!
最近急激に注目を集めるようになった「在宅勤務」ですが、あなたの会社では導入されていますか?
在宅勤務って言ったり、テレワークって言ったり、リモートワークって言ったり・・・いろんな呼び方があるみたいですが。
何れにしても、パソコンやスマホなど情報機器をうまく活用してオフィスに出社しなくても自宅やカフェやシェアオフィスで仕事することを指しますね。
以前の記事でも紹介しましたが、通勤2時間の僕も週に1回は在宅勤務で仕事をしています。(5日間会社へ行く週もあります)
そんな僕ですが、長距離通勤と在宅勤務の併用生活を約3ヶ月続けて感じた在宅勤務のメリット・デメリットを、世の中の現状と照らしながら整理してみます。
これから在宅勤務の導入を考えられている方の参考になれば嬉しく思います。
目次
在宅勤務制度の現状
人事関係のニュースサイトなんかを見ていて「在宅勤務って流行ってきたな〜」と感じる今日この頃です。
「働き方改革」という言葉もバズワードになっているので、それに伴って在宅勤務制度も注目されている感がありますね。
でも、在宅勤務制度って実際どれくらい導入されてるの?という具体的な数字は意外と知らない人が多いかもしれません。
実際に在宅勤務やってる僕も、あまり意識していませんでした。ということで、ちょっとだけ調べてみました。
労務行政研究所という機関が出している「在宅勤務制度に関する実態アンケート」という調査結果によくまとめられています。
日本最大のHRネットワーク 日本の人事部 掲載記事
在宅勤務制度に関する実態アンケート(労働行政研究所)
まず、どのくらいの会社で採用されているかと、36.4%の会社が在宅勤務制度を実施しているとのこと。
これを多いと見るか少ないと見るかは人によると思いますが、実施していない企業の中でも61.5%は導入を検討しているということで、注目度が高いことは間違いないかなぁと思います。
ちなみに在宅勤務制度を利用できる社員は育児や介護をしているとか、指定の職級以上の社員とか、何かしらの条件がついているところが多いみたいです。
そんな在宅勤務制度の利用対象者の中で、実際どれくらいの人が制度を利用しているかと言うと、対象者中の1〜2割くらいのようです。
かなり注目されている制度ではあるけど、実際に使っている人はまだまだ少ないというのが現状のようですね。
3ヶ月実践してわかった在宅勤務のメリット・デメリット
では僕が実際に3ヶ月間、在宅勤務をしてみて感じたメリットとデメリットについてお話しします。
ちなみに僕は1歳5ヶ月になる息子の子育てを理由に在宅勤務を活用しています。
長距離通勤をしていると、平日は朝早く家を出るし、帰ってくるのも早くて19時くらいです。
子どもは早ければ夜20時や21時には寝てしまうので、平日に子どもと過ごせる時間は本当に限られています。
在宅勤務を導入すれば、土日を除く週5日のうち、1日でも子どもと朝晩一緒にご飯を食べられますからね。
子どもの世話は楽しいことばかりじゃないですが、やっぱり一緒に過ごす時間は何事にも代え難いと思います。
そんなこんなで在宅勤務を使っているわけですが、出社せずに1日家で仕事できるのは会社の都合で週に1日までという上限があります。
ちなみにさっきの労務行政研究所の調査では、在宅勤務実施企業の58.7%が在宅勤務可能な時間や日数に上限を設定しているそうです。
在宅勤務利用前は、「週に1日しかダメなのか〜もっと使えたらいいのに」と思ったりもしましたが、週に1日か2日くらいがちょうどいいかもしれないと最近は思っています。その理由は後ほど。
集中できるまとまった時間が取れる
在宅勤務のメリットとしてまず実感したのは、まとまった時間が確保できることです。在宅勤務でできる仕事は、基本的にパソコンに向かってする仕事です。
僕の仕事は技術系サービス業ですが、仕事の半分は会社でしかできない作業、あとの半分はパソコン作業です。
ずっと会社にいると、何か作業をしながら(例えば機械を稼働させながら)、その間にデータを処理して、時間が余ったらレポート作成に手をつけ、そうこうしている間に作業完了してる!次やらなきゃ・・・みたいな、並行作業をしてしまいがちです。
でも、在宅勤務となると、必然的に会社でやることと家でやることを分けるようになります。というか分けなきゃ仕事できません。
ながら仕事ができない状況になれば、必然的にまとまった時間が確保できるようになります。特に在宅勤務時はパソコン作業だけですから、1日落ち着いてパソコン作業ができます。
このまとまった時間を確保できることが私にはとても良く、じっくり考えながら書類作業を進めることで、より付加価値の高いアウトプットが創出できるようになった気がします。
ただし、1日中座ってパソコンに向かっていると肩こるし、あまり体にはよくないので、時々体をほぐすことは必要ですね。
そういう意味で、在宅勤務は週に1日か2日くらいでちょうどいいかな〜なんて思ったりしています。
子どもと過ごす時間は圧倒的に増える
当たり前ですが、片道2時間も通勤している人間が通勤せずに家で仕事をするわけですから、通勤時間の削減効果は抜群です!笑
それに伴って、平日に子どもと過ごす時間は圧倒的に増えます。子育てに積極的に参加したいと思っている僕にはとても嬉しいことです。
子どもと過ごす時間は楽しい時間ばかりではなく、それなりに大変なこと(グズる子どもを寝かしつけるとか)もありますが、トータルすれば楽しいです。
まだ何喋ってるかよくわからない頃というのは、ホントに可愛いもんです。そんな家族の時間が増えるのは、やっぱりいいことですね。
だったらもっと会社に近いところに住めよという話かもしれませんが・・・
あらぬ疑いの目を向けられる
デメリットは、やはりまだまだ在宅勤務利用者は少なく、周囲の理解が得難いことです。先進的なIT企業などにお勤めの方には関係のない話かも知れませんが。
最近の世の中の流れに沿って在宅勤務制度を始めたウチみたいな会社には、やっぱり古い考え方の役職のおじさんがまぁまぁいます。
男性が子育てに参加することなんて時代的になかった世代の人たちですし、今の50代、60代のおじさんたちが子育てしてた頃にはITツールもほとんどなかったでしょうから、今どきの働き方は理解できないのも無理もないですね。
で、そういうおじさんたちの困ったところは、家庭では子育ても家事もある程度の割合で担い、会社ではフルタイムで働くパパたちにあらぬ疑いの目を向けてくることです。
僕みたいに在宅勤務制度をフル活用して働く社員はまだ少なく、どうしても社内で目立ってしまいます。
そうすると、あいつはホントに家で育児やってるのか?という目で見てきます。実際に、家で(育児の中でも具体的に)どういうことやってるの?と聞いてきました。
それを聞いてくるのは全然いいのです。いや〜ご飯の支度したり、散歩に連れていったり、子どもの洗濯物って多いんで昼間に洗濯機回したり・・・なんて答えました。
でも、そのあとの上司の発言に驚愕しました。
これだから昭和のおっさんは!!とかキレてはいけないのですが、キレそうになりましたとさ(笑)
大企業によくある事なかれ主義、日本の古い慣習である出る杭は打たれる。やっぱりまだあるのか、こういうの。
さっきの労務行政研究所の調査結果では、在宅勤務を適用できる対象者に対して実際の利用者の割合は、およそ14%くらいと見てとれます。
つまり対象者に対して実際に利用する人は2割にも満たないということです。
その背景には、もちろん必要ないからという人もいるでしょうけど、職場の理解が得られなくて苦しんでいる人も結構いるのかも知れない・・・なんて思ってしまいました。
なんだかんだ言って、職場での人間関係を重視して事なかれ・・・で対処している人も多いのではないでしょうか。
それでは一向に働き方は改善しない!日本はアップデートされない!もっと自分のやり方を通してもいいと僕は思います。
これはワガママじゃない。自分のあるがままの姿、自分の信念を貫くことだ。と僕は信じています。
在宅勤務制度にしても何にしても、ヘタに運用すると余計な軋轢や問題を引き起こす可能性があります。
人事や総務の仕事をされている方は、その辺よく考えて欲しいですね。世間が始めたからウチも始めよう、ではダメなんですよ!
おわりに
ということで今回は、在宅勤務を3ヶ月続けて感じた在宅勤務のメリットとデメリットについてお話ししました。
後半は会社や社会に対する不満になってしまいましたが、そんな不条理をぶち壊していくのが自分の役割だと信じ、1人でも多くの人が働きやすい、自分らしく生きやすい世の中になるように、自分にできることをやってみたいと思っています。
今度は長距離通勤と在宅勤務を比べたときの長距離通勤のメリットでも書いてみようかな・・・
長距離通勤には長距離通勤のメリットがありますからね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。