通勤コラム PR

僕が片道2時間かけて毎日通勤する理由・できる理由

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

片道2時間の長距離電車通勤をしているヨシヒロです。こんにちは。

今回はタイトルそのままですが、「僕が片道2時間かけて毎日通勤する理由」を書いてみます。

このブログについて紹介している「通勤2時間.comとは?」や「自己紹介」の記事で少し触れてはいるのですが、実はあまりしっかり書いていなかったので、片道2時間の通勤生活が始まって1年ちょっと経ったことを記念して書いてみようと思い立ちました。

ヨシヒロ
ヨシヒロ
何の記念やねん・・・(独り言)
通勤2時間.comとは?片道2時間の長距離電車通勤をするサラリーマンが、電車通勤の必需品、快適・有意義な通勤時間の過ごし方、通勤にまつわるコラムを発信しています。なぜ片道2時間もかけて通勤しているのか?なぜこのサイトが生まれたのか?そんなことがわかる記事です。...
自己紹介当ウェブサイトの管理人:ヨシヒロの自己紹介をさせていただきます。私がなぜ2時間もかけて電車通勤をしているのか、なぜこのようなウェブサイト...

それともうひとつ。「僕が片道2時間の通勤生活を実現できている理由」もお話しします。最近何かと話題の働き方改革ですが、僕なりの働き方改革があって実現できています。

片道2時間の通勤生活をすることになったキッカケ

僕が片道2時間かけて(朝は2時間半かけて!)電車通勤するようになったきっかけは、ひとことで言うと「子どもが生まれたから」です。

僕の生活は基本的に名古屋圏です。職場は名古屋の東の果てに位置し、住んでいるのは三重県中部です。三重県は僕にとっても妻にとっても故郷なんですが、子どもが生まれるまでは僕の職場に近いところに住むという理由で、名古屋市内に住んでいました。

ところで、子どもを出産する時に6割近いママがいわゆる里帰り出産をするようです。つまり出産前になったらママ自身の故郷(実家)へ帰省するということですね。私の妻も里帰り出産を希望したので、そうしてもらいました。

里帰り出産にはメリットもデメリットもあります。メリットは、妻が大事な時期に住み慣れた実家で穏やかに過ごすことができる、家事を実家の両親に任せられる、子育てのベテラン(妻の両親)にアドバイスをもらえる、といったところですね。

一方デメリットは、夫婦が一時的に別居生活になってしまう、夫が手厚いサポートをしている場合はそれがなくなる、居住地の病院から里帰り先の病院への諸々の変更手続きが面倒、田舎で車がないと不便、といったところです。

僕の場合、デメリットにあげた「夫婦が一時的に別居生活になってしまう」という点がどうしても気に入らないというか、できるだけ一緒に生活していたいと思いました。生まれたての子どもの顔を毎日見れないのは、なんか人生損した気分!

幸い僕の場合、職場が名古屋エリア、地元が三重県中部ということで、何とか通勤できる距離だと思ったので、妻と一緒に里帰りして、職場へは長距離通勤するという選択をしました。

考え方は人それぞれですが、僕は家族は一緒に生活すべきだという考えです。日本には単身赴任を何年もやっているサラリーマンもいるようですが、僕には信じられません。

子どもがいるなら尚更で、子どもの成長を見られるのは楽しいですし、貴重な経験です。いま息子は1歳になりましたが、1年間の成長の早さにはビックリ!です。

ただ寝てるだけで何もできなかった赤ちゃんが、1年後には歩き回り、(何いってるかよくわからんけど)喋りまくり、コミュニケーションが取れるようになる。もちろん子どもの世話をするのは想像以上に大変ですが、それでも子どもの成長とともに人生を歩める楽しさは何事にも代えがたい経験ですね。

・・・ちょっと脱線しましたが、ともかく僕が長距離通勤という生活スタイルを選んだきっかけは、子どもが生まれたこと、そして子どもや妻と一緒に生活したい、最初はただそういう想いがあったからでした。

仕事も、子育ても、自分の時間も、全部充実させたい!

僕が長距離通勤を始めたきっかけは先ほど言ったとおり子どもが生まれたから、家族と一緒に生活したかったから、というのが最大の理由です。

でも、恥ずかしながら僕は欲張りです。いや、恥ずかしくない。人間、ホントはみんな欲張りでしょ?子どもや家族との生活を楽しみたい。でも自分の時間も欲しい。さらには仕事もしたい。

子育てママからしたら「そんなの無理に決まってるでしょ!」と叱られそうですが、僕は全部叶う方法を考えました。考えた結果が、長距離通勤という選択でした。

さっき子どもと過ごしたい!家族と過ごしたい!と熱く語りましたが、その反面、自分時間も確保したい!と強く思っています。1日24時間どうやって使うか、本気で考えるとホントに難しい・・・

でも本気で考えて、導き出した答えが長距離通勤生活というスタイルです。僕の場合、この生活スタイルが自分の希望をできるだけ多く叶えてくれるスタイルだったのです。

僕の希望は、子どもや妻と一緒に暮らせる、晩御飯を家族一緒に食べられる、子どもは大勢の人や自然に囲まれて育つ環境がある、自分の趣味の時間(読書やブログや家庭菜園)を確保できる、仕事を今のまま続けられる、妻にも仕事を続けてもらえる、という欲張りなものです。

さてこの欲張りな希望をどうやって叶えるか?子どもが小さい間は自分の時間は取れない、ワンオペ育児で(妻が)仕事を続けるなんて無理、残業ばかりで晩御飯を一緒に食べる時間には帰れない、そんな話はごまんとありますね。

でも何とかして叶える方法はないか・・・そう考えた結果、長距離の移動時間を上手く使えば実現できるかも?と思うようになりました。

僕がいま住んでいるのは、僕と妻の実家にほど近い場所です。地元ということで親戚も多く、子どもは多くの人に囲まれた生活をしています。

そして三重県の田舎なので、自然もたくさん!住み慣れた街という点も含めて環境はいいです。両親に育児のサポートをお願いできるのもありがたい環境です。

妻は育休中ですが仕事復帰の予定です。三重県に引っ越したことで、妻の職場にはすごく近くなりました。子育てと仕事の両立という点では重要ですね。

そして僕は片道2時間の長距離通勤をスタートしましたが、電車内では読書やブログ記事の執筆、時々仕事の仕込みをしたりと、何かとやることがたくさんあります。それなりに楽しんでいます。ただ、100%全てが叶っているわけではありません。

達成できていないのは、家庭菜園で野菜を育てることと、運動をすることです。朝5時半の始発電車に乗り、夜7時に帰宅する生活スタイルですが、畑いじりや運動するためにジムへ寄り道したり・・・なんてことができません。そこは、改善方法をまたこれから考えていきたいと思っています。

家庭菜園はいま住んでいるアパートの日当たりが悪いという理由でやる気にならないのも大きな理由のひとつですが・・・

そして、僕は2時間かけて会社へ通い、長距離通勤する前から同じ仕事をしているわけですが、仕事の仕方は大きく変える必要がありました。これができるかできないかで、この生活スタイルを選択できるか否かが決まるといっても過言ではありません。

では仕事を変えずにどう働き方を変えたのか?そんな話をしてみます。

僕には僕の「働き方改革」がある

世の中では「働き方改革」が盛んに叫ばれ、主に残業規制をはじめとした「仕事の短時間化」に焦点が当てられています。

いわゆる残業規制に関する法律は2018年7月に成立し、上限時間で言うと45時間/月、360時間/年を原則とするといった規制が敷かれました。

世の中的にはそんな「残業規制の波」がやってきています。月に45時間までと決められちゃったのでギリギリ45時間残業している人もいれば、まだまだサービス残業して45時間以上超過している人も実はいるでしょう。

で、僕はどうしたかというと、めんどくさいから残業を一切やらないスタイルに変えてしまえ!と思って、このスタイルを実践しています。と言うか、片道2時間かけて家に帰って家族と一緒に晩御飯を食べるためにはそれ以外の選択肢は今のところありません。

ちなみに「めんどくさいから」と言う理由も確かにあって、残業時間が月45時間を超えそうになったら事前に書面で申し出なきゃいけないとか、上司と面談をして・・・とか、大企業あるあるですが、謎の手続きがたくさん増えました。

そんな書類ばっか増やしてるからいつまでたっても残業が減らないんだよ・・・というのは会社の愚痴ですが、ともかく、僕は子どもが生まれたタイミングで、残業ゼロのワークスタイルに移行しました。

それまではどうしていたか?というと、実は月30〜40時間くらいは残業するワークスタイルでした。職場の周りの人たちもだいたい同じような働き方なので、合わせていたつもりはなかったのですが、結果として周りと同じように働いていました。

でも、そんな働き方はパタリとやめて、「明日から毎日定時で帰ります」宣言をし、どんなに仕事が残っていようが、書類が作成中だろうが、定時になったらスパッと帰るようにしています。

最後まで仕事やれよ!と言われるかもしれませんが、優先順位を変えたわけです。これまでは人生の中で仕事の書類を仕上げることが、家で決まった時間にご飯を食べることより優先していましたが、これを逆転させたわけです。

「毎日定時で帰ります」宣言をしてから2週間くらいは、とても居心地の悪い感覚がありました。まだ周りが仕事している中で一人帰るわけですから。時短で帰るママが感じている「帰りづらい雰囲気」というのが少しわかった気がします。

でも、そんな居心地の悪いモヤモヤ感も、1ヶ月もすればなんともなくなりました。このモヤモヤは早く無くして仕事に集中したいところですが、どうすればモヤモヤを取り除くことができるか?僕なりの方法を教えます。

職場で「早く帰りづらい」モヤモヤを解消する方法

僕は片道2時間の通勤生活になると決まったとき、同じ部署の人もそうでない人も関係なく、周りの人に積極的に「僕、引っ越しました」という話をしました。引っ越しました、という話をすると、たいていはこんな会話になります。

ヨシヒロ
ヨシヒロ
そういえば僕、最近引っ越したんですよ〜
同僚・上司
同僚・上司
へぇ〜そうなんだ〜どの辺に引っ越したの?
ヨシヒロ
ヨシヒロ
○○市ですよ
同僚・上司
同僚・上司
へぇ〜そうなんだ〜・・・え?○○市って1時間くらいかかるんじゃないの?!
ヨシヒロ
ヨシヒロ
いや、2時間以上かかりますよ
同僚・上司
同僚・上司
2時間?!なんでそんな遠いところに・・・(可哀想な人を見る目)

 

そんな会話を社内の至る所でしているうちに、「あの人は片道2時間もかけて通勤してる人」「家が遠いからいつも17時に帰っちゃう人」というキャラができてきました。

そのうち、直接話してもいないのに「ヨシヒロさん、遠いところから通っているらしいですねぇ」みたいに言われることもあります。キャラ作りが成功し浸透している証拠ですね。

職場で帰りづらい雰囲気があるという話はよく聞く話ですが、それでも早く帰りたいという人は、「早く帰らざるを得ない人」になってしまえばいいと気づいたんです。

僕の場合は家が遠すぎる上に子育てタスクも色々あるんだという理由をつけて話をしているので、そりゃ早く帰らなきゃ仕方ないよね・・・という雰囲気になっています。

多少モッて話をしているところもありますが(笑)、自分の時間を取り戻すためには、こういうキャラ作りが必要だなと感じました。おかげさまで僕は、1日きっちり8時間しか仕事しない人になっています。

ちなみに30〜40時間残業していた頃から1年が過ぎ、2回ほど人事評価も受けましたが、特に評価が下がっていることもなく、むしろ昇給もしていただいたので、別に残業しなくていいんじゃん!となりましたとさ。

選択肢としての「長距離通勤」生活

さっきの話、職場が早く帰りづらい雰囲気だから、あなたも会社から遠方に住んで早く帰らざるを得ない状況に自分を追い込んでください、と言っているわけではありません。他にも早く帰らなきゃいけない理由はいくらでも作れると思います。

ただ、家が遠い、通勤に2時間もかかる、という状況は、多くの人から見たら「可哀想な状況」なわけです。そうすると同情が生まれ、「まぁ仕方ないよね」となります。

周りから見たら「可哀想だから仕方ない」状況だけど主観的に見れば「好きでやっている状況」というのが、自分の時間をコントロールしやすいという意味で最強ですね。

長距離通勤は一般的に仕方なくやってる人が多いですが、僕の場合は選択肢のひとつとしてうまく活用しています。選択肢を持つことって大事ですよ。

正直いうと、僕がこの生活をするようになってから、半年で嫌になるかもしれない・・・1年で嫌になるかもしれない・・・そういう心配は常にありました。でも、今のところ特に問題なく毎日通勤しています。

これを選択肢という観点で言い換えると、「1年くらいなら、毎日往復4時間半移動できる」という選択肢が増えたとも言えます。

三重県から2時間圏内だと、大阪や神戸あたりも入ってきます。そう考えたら、大阪や神戸でも条件さえ合えば働けるかも?ということになります。以前なら考えられなかったことですが、実際に片道2時間通勤の生活をしてみて得られた新たな選択肢です。

おわりに

少し長くなりましたが、僕が長距離通勤をする理由(=主に子育て、自分時間の確保)と、それが実現できている理由(=働き方に関するキャラ作り)についてお伝えしました。

早く帰りたいけど帰りづらい・・・という人のための処方箋もご紹介させてもらいました。キャラ作り、大事です。あなたも「早く帰る人になりたい!」と思っているのであれば、ぜひやってみてくださいね。

僕の生活スタイルは参考になるかどうかわかりませんが、あなたも自分らしい生活スタイルを身につけて人生楽しくいきましょうね!

最後までお付き合いありがとうございました。

 

ABOUT ME
ヨシヒロ 【長距離通勤アドバイザー】
ヨシヒロ 【長距離通勤アドバイザー】
1年間で距離にして地球を約1.2周分、時間にして1080時間を通勤に費やすサラリーマン。地獄のような通勤生活?!と思いきや通勤時間をフル活用して楽しく生きています。このブログでは長距離通勤の必需品、時間の活用術、通勤にまつわる様々なコラムをお届けしています。(もちろん通勤中に)