片道2時間の長距離通勤をしているヨシヒロです。こんにちは。
先日Twitterを何気なく眺めていたらこんなツイートを見つけました。 くずもとさんの発想、素敵だなーと思って思わずハートマークをポチリと押したのですが、物事はホントに捉え方次第だなと改めて感じさせてくれるツイートでした。確かによくよく考えてみると、満員電車もライブハウスも、同じくらいの人混みです。(アーティストやライブハウスによりますけど)
人口密度的には同じようなすごい人混みでも、一方は嬉々としてライブを楽しむ人たちがギュウギュウに押し合う空間で、もう一方はどんより顔の会社員が意志なく詰め込まれている空間です。(ちょっと言い過ぎw)
ライブハウスと満員電車という場所の違いはともかくとして、「人がものすごい密度で集まっている」という状況だけを切り取ってみれば、周囲の人に押されて潰れそうという同じ状況なのに、そこに居る人の感覚は180度違っています。
ということで今回は、満員電車を「人がぎゅうぎゅう詰めで乗っている電車」ではなく、「人がものすごい密度で集まっている場所」と捉え直して、くずもとさんの発想をベースに新しい満員電車の楽しみ方を妄想してみました。
目次
満員電車がライブ空間になる?!
電車の中でイヤホンやヘッドホンをしている人はよく見かけます。僕も通勤電車の中では毎日イヤホンを付けています。ちなみに、これ↓です。
あるアンケート調査によると、電車に立って乗っているときにやっていることとして、①ニュースサイト閲覧、②特に何もしない、③音楽やラジオを聴く、という3つが上位に挙げられています。
ということは、満員電車内でそれなりに多くの人が音楽を楽しんでいるのだろうと想像します。どれだけ「楽しい」という感覚を持っているかはわかりませんが。少なくとも満員電車に対する不満を多少和らげる効果はあるのだろうと思います。
そんな「電車の中で音楽を聴く人」を、音楽のジャンル別、アーティスト別、シーン別などにまとめて、ある特定の車両に乗せてみたらどうでしょう?もしかしたら、意外と面白いかもしれません。
ライブ配信と満員電車のコラボ
例えば最近、ライブ配信(ライブストリーミング)というのがかなり流行ってますよね。SHOWROOMやニコニコ生放送などが有名どころでしょうか。僕はどっちも見たことないので実際どんなライブ配信があるのかよくわかりませんが…(汗)
このようなライブ配信サービス使えば、ミュージシャンやアイドルのリアルタイム配信を場所に関係なく大勢の人か見ることができます。このとき、「場所に関わらず」というのがこの手のサービスの重要なポイントだと思います。
都会だろうが田舎だろうが、出先だろうが家に居ようが、インターネット環境さえあれば誰でも見ることができるのがポイントです。場所を問わない…ということがポイントなんだけど、ここであえて場所を限定してみたらどうなるでしょう?そう。その場所に、満員電車を選ぶんです。
まさにくずもとさんがツイートしていたように、ギュウギュウ詰めの満員電車をライブ会場の人混みに見立ててしまう。1つの車両に乗っている全員が同じアーティストのライブ配信を見ていたり聞いていたとしたら、その車両はまさにライブ空間になりますね。
ある満員電車の車両に同じアーティストのファンだけが集まり、みんなで同時に同じストリーミングチャンネルを視聴することはまずありえないことだと思います。が、全くないかといえばそうとも言い切れないと思います。
大規模なライブの前後の時間帯に
例えば、通勤電車ではないけれど、あるアーティストのドームコンサート会場へと観客を運ぶコンサート開始前の電車の中では、かなりの確率でそのアーティストのファンが同乗することになります。
そうすると、その時間帯に配信される、そのアーティストのストリーミング配信を電車の中で同時に視聴する人はかなり多くなりそうです。ある意味アーティストにとっては、会場に着く前からライブを初めていることになりますね。
このシチュエーションは、万人規模の観客を動員するリアルな空間でのライブの前後では、実際に実現できそうな気がします。ってか、もう既にやってるような気もするな…(僕が知らないだけ)。
通勤電車とライブ配信を同期する
あるいは、もういっそのこと、毎日の満員電車を丸ごとライブ空間に変えてみたらいかがでしょう?音楽ジャンル別、アーティスト別、シーン別(目覚めのロックとか、集中のための音楽、みたいなシーン)のチャンネルを作り、ある車両の中ではロックミュージック配信を聞きたいファンばかりが乗りこみ、また別のある車両の中ではAKB48のライブ配信を聞きたいファンばかりが乗っている、とかね。
そんな都合よく車両を分けられるのか?という疑問もありますが、今や人の趣味嗜好をたくみに分析して広告配信できる時代です。あるいは人間の行動ビッグデータを収集してリアルタイムで解析して人を誘導するようなこともできてくるようになるでしょう。
そういったテクノロジーの恩恵も受けつつ、いろんなジャンルやアーティストに特化した車両が走っていたら、面白いしワクワクしませんか?(僕だけ?)
もしこんなことが実際に実現したら、同じ車両に乗っているのは高確率で同じアーティストのファンだったり、「ロックミュージック好き」みたいにカテゴライズされる人たちだったりします。だとしたら、その車両の中で小さな人間関係やコミュニティが生まれたり、昔からの憧れだった”電車の中での恋”だって始まるかもしれません(笑)
昨日まで、隣に立っていたのは“ただのおじさん”だったのが、もしかしたらこんなことが実現した日からは“自分と同じAKB48ファンのおじさん”に変わるかもしれません。だいたい通勤時間は皆決まっていますから、毎日同じ車両に乗ることで「誰推しですか?」みたいなコミュニケーションが生まれてもおかしくありませんね。
フラッシュモブによる満員電車ジャック
あるいは、フラッシュモブ的に「〇〇時〇〇分の東京駅発の山手線左回りの先頭車両内で△△(アーティスト)のライブ配信を見よう!」といった企画が成立したとしたら、その電車内もたちまちライブ会場になりますね。
フラッシュモブ(英: flash mob)とは、インターネット上や口コミで呼びかけた不特定多数の人々が申し合わせ、雑踏の中の歩行者を装って通りすがり、公共の場に集まり前触れなく突如としてパフォーマンス(ダンスや演奏など)を行って、周囲の関心を引いたのち解散する行為。(ウィキペディアより)
フラッシュモブを満員電車内でやろうとしたら、関係ない人は非常に迷惑かもしれませんので実際にやってみようというツワモノは、よ〜く考えてからやってくださいね。僕は責任を負えません。
もちろん音楽配信だけではない
いやいや、音楽なんて聞かないで静かに読書がしたい、ニュースが読みたい、という需要もあるでしょう。もちろん、そういったニーズに応える車両も作るんです。ニュースチャンネルの車両に乗ると自動的にイヤホンを通してニュースが配信されるとか。
あるいは読書したい人のためには今までと変わりない普通の車両があってもいいし、あるいは図書館みたいなゆったりミュージックの流れる車両があってもいいかもしれません。
おわりに
ということで今回は、妄想炸裂(笑)の新しい満員電車の楽しみ方のご提案でした。僕のこと、すごいアホなやつだなと思ったかもしれません。でも、ここまで読んでくれたってことは、何かどこかきになるところがあったってことですか?
どっかのアホな奴のアイデアがもしかしたら世界を変えるサービスを生み出すかもしれません。というとってもポジティブシンキングで、これからも通勤電車や満員電車の楽しみ方を考えてみたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。そして、こんなアイデアのタネを与えてくれたくずもとさん、ありがとうございました。