片道2時間の長距離通勤をしているヨシヒロです。こんにちは。
僕は地方(田舎)に住んで都市部へ通勤する長距離通勤者の典型みたいな人間です。
僕が地方に住んで2時間も通勤するわがままな理由はこちらの記事に書いていますのでよろしければどうぞ。
上の記事に書いたこと以外に、長距離通勤をすることについて思っていることがあります。
それは、地方に住み、地方から発信するライフスタイルの可能性や、楽しさ、幸福度も体感しながら考えたいと思っています。
地方に住み(三重県在住です)、長距離通勤で会社勤めし(名古屋で仕事してます)、通勤時間はブロガーとして活動する。
そんな僕のライフスタイルも、地方を拠点としたひとつのライフスタイルのカタチです。
(名古屋も地方都市だろ?!というツッコミはなしでお願いします。三重の田舎からすれば名古屋は十分な都市部です。)
2019年、新年1発目の記事は新年の抱負も踏まえて、「地方を拠点にするライフスタイル」をテーマに思うことを書いてみます。
- 日本の人口減少、高齢化問題の打開には“地方分散”が不可欠
- “長距離通勤”というライフスタイルは地方分散に向けた変化の第一歩になる
- 2019年の通勤2時間.comは“考えさせるメディア”を目指す
AIが予測する日本の行く末「3つのシナリオ」
2019年1月1日、元日の朝日新聞の朝刊にはこんな見出しが出ていました。
個人の生き方 新時代を左右
−−−2050年、AIの予測シナリオは−−−
記事の内容は、京都大学と日立製作所の共同研究で、AIを使って「2050年、日本は持続可能か」という予測をおこなったという内容でした。
あなたもたぶんご存知の通り、日本は何でも都市集中型の環境になっています。その最たる例が都市部への人口集中です。
都市部は地方に比べて仕事が多いため、特に若い世代が都市部へ集中しています。
地方では過疎化が進み、同時に高齢化問題が深刻化しているのはご存知の通りです。
京大と日立がAIを使って様々な日本の今後のシナリオを分析した結果、大きくは3つのシナリオが考えられるのだそうです。
ひとつはこのまま都市集中型で持続困難なシナリオ。持続困難とは、さらなる格差社会、人口減少などを招くということです。
もうひとつは地方分散型だけど持続困難なシナリオ。都市集中がダメなら地方分散すればいい、という単純なものではないようです。
そして3つ目が地方分散型で持続可能なシナリオ。
このシナリオが具現化するためには、2019年から数えて7〜9年後までに地方移住者をまずは増やすこと。
そして、16〜19年後までに地方と都市が価値を与え合うような関係性になること。
このふたつが必要になるということです。
僕たちがやらなきゃいけないこと
「地方に移住しよう。地方と都市で価値を与え会おう。」
言葉にすると単純だけど、けっきょく僕たちがやらなきゃいけないことは、自分たちの生き方を見つめ直し、地方で暮らす決意をすることだと思います。
もちろん全員が地方で暮らさなきゃいけない訳ではないですが、特に僕みたいな地方出身者は、無条件に都市部にしか仕事がない、と決めつけて行動することはよくないと思います。
自分はどうしたいか。どう生きていきたいのか。
僕は30歳を過ぎた今更になって考え始めているけど、正直言ってそれでは遅くて、そういったことを考えられる環境、教育が必要なだろうなと思います。
このブログの記事が考えるキッカケのひとつになればいいなと思います・・・
長距離通勤スタイルで地方へ一歩近づく
僕が地方に住んで長距離通勤生活を始めるとき、子育て環境を整えることや、自分一人の時間を確保することと同時に興味を持っていたのが、まさに「地方で生きる」ということそのものです。
地方創生、Uターン、Iターン、テレワーク、多拠点生活・・・そんなキーワードが気になっている頃でした。(今も気になるワードですが)
地方で生活する上で困ることの第1位は、やはり仕事が少ないということがありますね。
いや、仕事は実はいっぱいあるんだけど、地方だと給料が安いとか、大企業がないとか、そういう意味合いで「仕事がない」と言われているように思います。
僕が就職した10年近く前、僕自身も同じようなことを思っていました。
そんなことを思いながら就職し、そのうちに結婚して子どもを授かり、自分の生き方を真剣に見つめるようになりました。(他にもきっかけは色々あったんだけど)
そこでやっぱり、地方出身者としては、「自分が生まれ育った地方で暮らしていく道はあるか?」ということを考えるわけですよね。
そんなことを考えながら、子どもが生まれたことをきっかけにとった僕の行動が、仕事はそのままで地方へ移住すること、つまり片道2時間の長距離通勤生活を受け入れることでした。
先日、こんな記事を書きました。
(今の会社までは)片道2時間かかる地方に家を建てようと思う、という話です。つまり、地方へ完全に移住しようということです。
地方を起点にどうやって自分の活動の幅を広げていくか。
これから、もっと深く深く、考えていかねばなりませんね。
これからの働き方
AR、VR、シェアリングエコノミー、テレワークやリモートワークの拡大・・・いろんな技術やサービス、働き方が現実に使えるようになってきています。
これらが意味することは、地方での働き方がこれまでとは全く変わるということだと思います。
実際に僕はいま、片道2時間の通勤をしつつも、週に1度はリモートワークで自宅で仕事をしています。何ひとつ不自由なく仕事がこなせています。
これから5Gとか通信規格もさらにパワーアップすれば、リモート環境はもっともっとよくなるでしょう。
そして、会社に社員を縛り付ける会社は「働きにくい会社」として淘汰され、性善説と心理的安全性をベースにした透明性のある会社が「働きやすい会社」として育っていくだろうと思います。
というか、そうであってほしいと願うし、そうなるように自分たちが行動しなきゃいけない時期に来ていると思います。
けっきょく、僕のこれからの働き方はどうなっていくか断定はできないけど、しばらくは地方に住みながら都市部で仕事をし、往復の時間を使ってブロガーとしての新たなキャリアを作りたい。
僕自身、持続可能な日本社会の実現に向けて、まだ地方分散のシナリオに完全にのったわけではないけど、地方に移住したことは一歩前進だと思っています。
これから、自分がどうしたいかしっかり考えながら、道を探っていきたいですね。
おわりに【2019年の抱負】
通勤電車の中でブロガーという新たなキャリアを作りたいとか言いつつも、長距離通勤にも慣れてくると、電車の中でなんとなくぼーっとブログを更新してしまう日も増えているように感じます。
通勤する人の役に立つことと自分の感じたこと・言いたいことを織り交ぜ発信しているつもりですが、ちょっと芯がぶれてきている?というか・・・
新年の節目に、この辺りをまた考え直して、通勤2時間.comをもっと多くの人に活用してもらえるメディアに育てていきたいと思います。
そこで、2019年の通勤2時間.comの方向性をひとことで表してみると、
考えさせるメデイア。
「通勤時間」という日本で多くの人が使っている時間に、読者自身の生き方とか、考え方とか、価値観とか、そういったことを考えてもらえるキッカケを与えられたら、と思っています。
僕自身はそんなに人生経験豊富でもないし、片道2時間かけて通勤することを自らチョイスするところ以外はいたって普通のサラリーマンだから、「こうすべき」みたいな指針はたぶん読者に与えられない。
それに「こうすべき」みたいに言っても「お前誰やねん!」ってなるだけ。そりゃそうですよね。
だから、僕が目指すのはあくまでキッカケを作ること。
このブログを通じて、あなたが自分の生き方についてちょっと考えるキッカケになれば、そんな嬉しいことはないと思います。
ということで、毎度ながらダラダラと書いてしまいましたが、2019年の通勤2時間.comをどうぞよろしくお願いいたします!